また、すごく好みとまではいかないにせよ「美人」であることには違いない、と思ったりすることもあるのではないですか?
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遺伝子レベルで決まっている?:進化論説
「ネオテニー効果」というものがあります。これは、「小さな子どものような「顔」が魅力的にみえるという現象」です。小さな子どもは、やはり、愛くるしく守りたく感じてしまうのは、遺伝的(本能的)なものなのかもしれません。
対照的な「顔」も「美人」の要件だといわれています。極度に非対称である場合には、好感より、嫌悪の方が強くなってしまうかもしれません。
また、肌の綺麗さも、やはり「美人」の一要素になるといわれます。対照的で肌も綺麗な人は「健康」である可能性が高いです。「健康」というのは、子孫を残すために重要であり、健康な人に魅力を感じる、つまり「美人」と感じる、という進化論的な仮説です。
テレビや雑誌で何度も見ているから?:単純接触説
しかし、進化論的に考えると、どうして、時代や文化によって「美人」の基準が違うのかが説明できません。もちろん、間違いではないですが、後天的なこともあると考えた方がしっくりいきます。
心理学の本などで「単純接触効果」という言葉を聞いたことはあるかもしれませんね。
「何度も見たり聞いたりすることによって、次第に好感度が高まってくる現象」のことです。
社会には、映像や画像があふれかえっています。街のいたるところには「顔」があり、電車内での通勤途中でも、その「顔」に見つめられています。多くは芸能人の方だったりしますよね。
毎日、触れているものには、愛着がわいてきます。それと同じで、「あ、あの俳優さんに似ている」と無意識のうちにでも思っているとすれば、それは、単純接触効果によるものかもしれません。
…と、いろいろと書いてきましたが、「笑顔」はどんな人だってすてきです。どこか「美人」という概念は人為的で、消費社会と密接な関係があるようにも感じませんか?
S.Okajima
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